2025年7月27日
With Me for ブリッドアブラック誕生ストーリー
クローゼットに眠っていたブリブラが、毎日使うバッグに変わった理由

ブリッドアブラックを買ってみたものの使い方がわからない…
エルメスの人気バスポーチ「ブリッドアブラック(通称ブリブラ)」。 担当さんにおすすめされて購入したものの、 「腕に通せない」 「荷物の出し入れがしづらい」 「ショルダーにしたいけど方法がわからない」 と感じていませんか?
実は私もそうでした。 この記事では、ブリブラをクローゼットにしまい込んでいた私が、「毎日使いたくなるバッグ」に変えるまでの体験談と、そこから生まれたCOTANTIN「With Me 」ストラップができるまでの道のりをご紹介します。
ストーリー
- 憧れのエルメスとブリブラの実用性のなさ
- カスタムで変わった「使えるバッグ」、でも品質は・・・
- 「何か自分でやりたい」想いが動き出すまで
- ゼロからのものづくり。壁の連続
- 海外に見つけた、想いを形にしてくれるパートナー
- ブリブラをもっと使いやすくするために
憧れのエルメスとブリブラの実用性のなさ
2022年5月。コロナ禍で品薄だったエルメスのなか、私は「ブリッドアブラック(通称ブリブラ)」を手に入れました。
エルメス初心者だった私にとっては、担当の方から紹介してもらえたという事実だけで嬉しく、用途もわからないまま即決。
ですが、その後すぐに「これ、どうやって使うの?」と戸惑うことになります。
購入したのは、PMサイズ。
腕に通すのもギリギリで、出し入れにはスナップボタンの開閉が必要。
当時1歳の娘を育てていた私にとって片手で開閉できるバッグのほうがラクで、出番はどんどん減り、気づけばクローゼットの奥へ。

カスタムで変わった「使えるバッグ」、でも品質は・・・

ある日、海外のインスタグラマーが、ブリブラをショルダーバッグにして持っている投稿を目にしました。
「これだ!!」と思い、大手通販サイトでストラップを購入。
実際につけてみると、片手で開閉ラクラク!驚くほど使いやすく、ブリブラが毎日の相棒になりました。
私が購入したストラップは「本革」と表記されていましたが、一か月もたたないうちに表面がポロポロとはげてしまい、毛羽立ちも目立つようになりました。
加工の影響か、あるいは私の使い方との相性が悪かったのか―理由ははっきりしないものの、思った以上に早く傷んでしまったのです。
さらに、バッグにストラップの色が移ってしまい、慌ててブリブラを洗うはめに。
せっかく持ちやすくなって、気に入って使い始めたところだっただけに、残念というよりショックでした。
”好きなものを、長く大切に使いたい”―そんな気持ちとはかけ離れた現実に、ふと虚しさのようなものを感じてしまったのを覚えています。
「何か自分でやりたい」想いが動き出すまで
ちょうどその頃、夫と些細なことで大喧嘩に。
育児に追われ、自分の時間もなく、ストレス発散は買い物で発散。
でも、「買い物でしか満たされない自分」がどこか情けなく、自立したい、自分で何かを作りたいという想いが湧いてきました。
そして思ったのです。
「私みたいに、ブリブラをクローゼットに眠らせたままの人って、他にもいるんじゃないのかな?」
もし自分が満足できる物が作れたらみんな便利に使えるかもしれない。
ゼロからのものづくり。壁の連続
アパレル業界の経験ゼロ。
まずは、製作をお願いできる工場や職人探しから始めました。でも現実は甘くなく
・個人では対応してもらえない
・こだわりすぎて途中で断られる
・ロットが合わない
・コバが厚すぎてブリブラに合わない
何度も失敗し、心が折れそうな日々が続きました。
「せっかくなら国産にこだわりたい」そう思っていました。
けれど実際にはコバの処理一つとっても、日本と海外では“塗り”や“削り”の考え方がまったく違うことを実感。
美しく薄く仕上げる職人はごくわずか。
なかなか完成せずさらに落ち込む・・・
海外に見つけた、想いを形にしてくれるパートナー
最後に目を向けたのは海外。
高品質な革製品を手掛ける5社に連絡を取り、そのうち1社が、翻訳機越しの想いをくみ取ってくれました。
試作と改良を何度も繰り返しつつ、ついに理想のストラップが完成。


COTANTIN「With Me 」は、海外の熟練職人によるハンドメイド。 量産できないからこそ、1本1本に手仕事の温もりがあります。
販売開始後も、”もっとこうしたい”“こうでありたい”という想いに真摯に向き合いながら、職人とともに改良を重ねてきました。
「エルメスに見合うストラップにしたい」という気持ちにも、妥協なく答えてくれる。
どんな時も、”あきらめずに寄り添ってくれる信頼できるパートナー”と出会えたことが、数ある選択肢の中で最もいい選択だったと感じています。
ブリブラをもっと使いやすくするために
私自身の失敗から学んだ、ストラップ選びのポイントはこちら。
・金具の色や質感がバッグと合うこと
・PUレザーではなく、本革を使用
・長さが調整できること
・印象を壊さないシンプルな設計
・長く使っても劣化しない素材選び
COTANTINでは、これらすべてを妥協せず、細部まで設計しています。



ブリブラをもっと快適に、もっと自分らしく。
クローゼットに眠っていたバッグが、また毎日の相棒になるきっかけになれたら嬉しいです。
👜「With Me 」商品ページを見る
▶With Me 商品ページ
📧COTANTINの世界観や最新情報を受け取りたい方へ
▶Instagramフォロー
Tags
ブリッドアブラック
エルメス
ショルダーストラップ
COTANTINストーリー